近年はOneDriveやGoogleドライブなどクラウドサービスを利用してファイル管理をしている方も多いと思いますが、企業では社内でサーバーを設置してファイルを管理している方もいるかと思います。使用しているファイルの容量が多くなって容量が不足してくると機材の買い替えを検討される方も多いのではないでしょうか。サーバーの構成を変更したり、機材の変更などで必要になってくるのがファイルのコピー作業です。私もお客様の環境で作業のお手伝いをすることがありますが、容量が多い場合などやり直しがきかない手順の場面もあり気を遣う部分です。
今回は、Windows上での話にはなりますが、ファイルのコピーに使用できるコマンドのご紹介です。
robocopyコマンドになります。いろいろなオプションが用意されているのですが、おすすめは以下です。
robocopy コピー元 コピー先 /MIR /DCOPY:DAT
/MIRはミラーリング、/DCOPY:DATはファイルやフォルダの日付をコピー先にも反映するオプションです。
実行例を見てみましょう。
”EXTRA File”となっているファイルがコピー先にすでにあるファイル、”新しいファイル”となっているのがコピー先になかったファイルです。ミラーリングのオプションを指定していますので、コピー先に何かファイルやフォルダがある場合には消えてしまうのでご注意ください。
通常、マウスでコピーした場合などは、ファイルの日付が変わってしまうといった問題がありますが、こういったことにも対応できるコマンドなので知っておいて損はないかと思います。