最近はクラウドにデータをバックアップする方も多いと思いますが、数Tバイトもるようなデータの場合、クラウドを費用の面で導入を見送っている方も多いと思います。社内で利用するようなファイルサーバーでは、専用のNASやWindowsサーバーなどを利用されているかと思いますが、バックアップはどうしていらっしゃるでしょうか。今回は、RDXを使ったバックアップについてご紹介したいと思います。
RDXをご存じでしょうか。以前はサーバーのバックアップといえば、DATなどテープにバックアップを取ることが主流でしたが、現在は、RDXの登場によりRDXにバックアップを取ることが多くなってきたと思います。RDXはカートリッジ式のバックアップメディアで、ハードディスクの代わりとしても利用することができます。ハードディスクなのでWindowsであればエクスプローラでコピーすることもできます。もうひとつば、バックアップソフトで、バックアップ先として利用する用途です。この時は、RDXのモードを切り替えます。
RDXの大きなメリットは、カートリッジ式で交換できるということです。通常のハードディスクであれば、交換は筐体の中を開けなければならないなどひと手間かかりますが、RDXはボタン一つで取り出して交換することができます。このことは、バックアップ用途に使用する場合にも非常に有効です。例えば、2台のRDXを交互に使うことによって、片方のRDXが一杯になったらもう片方のRDXに交換し、更に一杯になった場合には、前回利用したRDXの中身を消して現在使用中のRDXと差し替えるようにすれば、最新のバックアップは常に存在している状態にすることができます。
Windowsサーバーの標準のバックアップ機能でも一括や差分バックアップが出来るだけでなく、RDXのローテーションにも対応しているので、ご利用はお勧めできると思います。如何でしょうか。