競合他社など定期的なWEBサイトの更新チェックは皆様はどうされているでしょうか。チェックするサイトが数少なければ問題はないのかもしれませんが、チェックするサイトが多いと結構時間がかかってしまい、作業が負担になっている方も多いのではと思います。今回は、Power Automate Desktopを使って、WEBサイトの更新チェックをする方法をご紹介したいと思います。
マイクロソフトの製品であるPower Automate Desktopですが、別途、有償版もあるのですが、無料で利用することも可能です。インストール方法ですが、マイクロソフトのWEBサイトからダウンロードするか、Microsoft Storeからインストールすることも出来ます。
インストール出来たら、起動してみましょう。画面の上の方に「新しいフロー」とあるので、ここからフローを作成していきます。フローとは自動化するためのプログラムの単位です。
これから私がWEBサイトの更新チェックをするために作成したものをご紹介します。
まず、チェックしたWEBサイトを保存しておくフォルダを作成します。フォルダ名は適当につけていますので、好みで変更していただいて結構です。
次に、今日の日付を取得します。もし、WEBサイトに更新があった時は今日の日付を記録したいので、そのために用意しておきます。
次に、あらかじめ用意しておいたEXCELファイルを読み込みます。EXCELファイルには更新チェックするWEBサイトのURLを記述します。
使用するEXCELファイルですが、A列に1行目から順にURLを記述しています。サンプルを示すと以下のような感じになります。
次に、EXCELに記載されたURLに対して、過去に保存しているデータがあれば、読み込みます。
そして、最新のWEBと過去に保存しているデータを比較します。以下の、15行目はうまく動作しなかったので無効になっていますのでご注意ください。代わりに16~18行目を記述しています。単純に比較するだけだとうまくいかず、テキストのトリミング処理を入れています。
もし、比較して違いがあった場合、つまり、WEBサイトが更新されていた場合は、そのWEBページを保存して、日付をEXCELに書き込みます。
ここまでの処理を、EXCELファイルに記載されているURLの数だけ繰り返します。
最後に、EXCELファイルを保存し、閉じて終了です。
如何でしたか。プログラミングの要素もあるので、所見では分りにくいと思いますが、雰囲気は伝わったのではないかと思います。皆様のご参考になれば幸いです。