スマートフォンで日報を入力できるようにしたい。

出張や客先への営業などの際に、スマートフォンを使って日報が入力できると便利ですね。同様のサービスは各社からいろいろ提供されていますが、今回は、PowerAppsを使った事例をご紹介したいと思います。

日報で必要な項目ですが、日付、内容、添付ファイルが最低あればよい感じでしょうか。Microsoft Listsを使って、リストを作成していきましょう。

以下のような感じにしてみました。タイトルには日付が入ります。

このリストを元にPowerAppsのアプリを作成してみます。「タイトル」の項目には自動的に本日の日付が入ります。使い方は、内容と添付ファイル(あれば)を設定して右上の保存ボタンを押すだけです。簡単ですね。

入力した日報は以下のような感じで確認できます。

このようなアプリをPowerAppsは少ない手順で作成できるので大変便利です。

次に、この日報に、承認機能を追加してみましょう。ここで残念なお話なのですが、先ほどまで作成したアプリをそのままに承認機能を追加することが技術上難しいので、再度作成します。

リストの「+新しいリスト」をクリックします。

テンプレートのなかから、「承認付き出張申請」を選択します。

つづいて、表示される画面で、「テンプレートを使用」をクリックします。

名前は今回は”日報2”にしました。「作成」ボタンをおして、次に進みます。

以下のようなリストが作成されると思いますが、日報には不必要な項目があるので削除し、必要な項目は追加します。「承認の状態」については、そのままにしてください。

修正後は以下のようになりました。

見ていただくと、「承認の状態」のところが、”未送信”になっているのがわかると思います。この状態で、”未送信”と記載されているところをクリックすると以下の様な承認要求の画面が表示されて、通知を送ることができます。

送信ボタンをおすと、通知が送信されて、Teamsで確認することができます。リストの「承認の状態」のところも、”要求済み”になっているので確認できます。

ちなみに、”要求済み”と記載されているところをくりっくすると、以下のように、承認過程が表示されます。サンプルなので、自分に承認要求を通知していますが、ご了承ください。

teamsでは、承認というアプリがあるので、追加設定をすると以下のように、見ることができます。teams上では以下のように、承認が通知されています。

ここから、先ほどの承認過程の画面を表示して、承認を行うことができます。

いかがでしょうか。SharePointのリストの機能は非常に強力ではあるのですが、テンプレートを利用することで、さらに便利に活用することができます。今回の情報が皆様のお役に立てば幸いです。