外出中や電車で移動中などで時間が取れるときに社内の事務作業をしておきたいということがあると思います。このような時に、スマホやタブレットで書類作成ができると便利ですね。今回は、PowerAppsを使って、見積書を作成する仕組みをご紹介したいと思います。
使用するものは、SharePointのリストとPowerAppsになります。まず、SharePoint上に顧客、取引、取引明細の3つのリストを作成します。各リストに用意する項目は以下のようなものにしました。
- 顧客・・・(顧客番号、顧客名、住所、オフィスなど)
- 取引・・・(取引番号、摘要、合計金額、消費税、見積書日付、請求書日付・・・など)
- 取引明細・・・(取引番号、摘要、数量、単価)
では、PowerApps上で、画面を作っていきたいと思います。
まずは、トップ画面となる顧客の検索画面です。検索ボックスから顧客の検索ができます。顧客の新規登録の画面に遷移することができます。顧客を選択すると、顧客の取引の画面に遷移します。
次は顧客の編集画面です。
次は、取引の一覧画面です。取引番号の一覧を確認できます。また、見積書や請求書ボタンで各種帳票の印刷画面に遷移することができます。
次は取引の編集画面です。見積書の欄に日付を設定すると見積書の犯行ができるようになります。納品書や請求書の場合も同様です。
次は取引明細の一覧画面です。取引の詳細を確認できるとともに、取引明細を追加したり、編集する画面に遷移することができます。それから、帳票を出力したいので、それぞの帳票へ遷移するボタンを配置します。
次に、取引明細の編集画面です。
今回の目的の帳票ですが、請求書の場合を例にご紹介します。出力画面は以下のような感じになります。出力の関係上、縦幅や横幅はほかの画面と違うものになっています。下の部分が切れているのは紙面節約の為なので、ご理解ください。印刷ボタンをおすと、印刷ダイアログが表示されます。
スマートフォンの場合はこんな感じになります。
PDF形式で保存もできますので、一度仕組みを作ってしまえば便利に使えると思います。
簡単に仕様だけお伝えしましたが、如何でしたでしょうか。細かい仕様は、各社の都合に応じて変更いただければと思います。皆様のお役人立てば幸いです。